1. 指数関数とは
指数関数とは、a>0、a=1 の定数 a を使って、次の形で表される関数です。
y=ax
a を底といいます。指数法則 am×an=am+n などを使えば、指数が整数でなくても値を計算できます。
2. 指数関数のグラフと性質
- a>1 のとき: x が増えると y も増える(右上がりの増加関数)
- 0<a<1 のとき: x が増えると y は減る(右下がりの減少関数)
- グラフは常に点 (0,1) を通り、y>0 の範囲にある(x 軸とは交わらない)
2.1. 例題1: 指数関数の値を求める
y=2x について、x=3 のときと x=−2 のときの y の値を求めなさい。
x=3 のとき y=23=8,x=−2 のとき y=2−2=221=41
3. 対数とは
a>0、a=1、M>0 のとき、ap=M となる指数 p を、a を底とする M の対数といい、次のように表します。
p=logaM⟺ap=M
対数は「指数を求める計算」だと考えるとイメージしやすくなります。
4. 対数の性質(公式一覧)
loga(MN)=logaM+logaN
logaNM=logaM−logaN
logaMk=klogaM
logab=logcalogcb(底の変換公式)
4.1. 例題2: 対数の計算
log28+log24 の値を求めなさい。
積の公式を使ってまとめると、
log28+log24=log2(8×4)=log232=5
(25=32 なので log232=5。別々に計算しても log28=3、log24=2 で合計 5 となり一致します。)
5. 対数関数のグラフと性質
y=logax のグラフは、y=ax のグラフを直線 y=x について対称移動した形になります(指数関数の逆関数にあたるため)。
- 定義域は x>0、値域はすべての実数
- グラフは常に点 (1,0) を通る
- a>1 のとき増加関数、0<a<1 のとき減少関数
(本文中への画像挿入案: /images/math-2/shisuu-taisuu-kansuu-graf.png、alt=「指数関数と対数関数のグラフの関係(直線y=xに関して対称)を示した図」をこのセクションの下に配置すると、2つのグラフの対称性が視覚的に伝わりやすくなります。二次関数のグラフ の考え方と同じく、グラフの形をイメージしながら性質を覚えると理解が定着しやすくなります。)
5.1. 例題3: 対数方程式を解く
方程式 log2x+log2(x−2)=3 を解きなさい(ただし x>2)。
積の公式でまとめると、
log2{x(x−2)}=3⟹x(x−2)=23=8
x2−2x−8=0⟹(x−4)(x+2)=0
x=4 または x=−2 ですが、定義域 x>2 を満たすのは x=4 のみです。
6. クイズ
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log381 の値を求めなさい。
答えを見る
正解: 4。81=34 なので log381=4。
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方程式 2x+1=32 を解きなさい。
答えを見る
正解: x=4。32=25 なので x+1=5、よって x=4。