1. 円の方程式の基本形
中心 (a,b)、半径 r の円は、次の方程式で表されます。
(x−a)2+(y−b)2=r2
これは、円周上の点 (x,y) と中心 (a,b) の距離が常に r であることを、そのまま距離の公式で表した式です。
1.1. 例題1: 中心と半径から方程式を求める
中心 (2,−3)、半径 4 の円の方程式を求めなさい。
基本形にそのまま代入すると、
(x−2)2+(y+3)2=16
2. 一般形から中心・半径を求める(平方完成)
円の方程式は、展開すると次のような一般形でも表せます。
x2+y2+lx+my+n=0
一般形から中心・半径を求めるには、平方完成 を x、y それぞれについて行います。
2.1. 例題2: 一般形から中心・半径を求める
x2+y2−4x+6y−3=0 の中心と半径を求めなさい。
x、y それぞれについて平方完成します。
(x2−4x)+(y2+6y)−3=0
(x−2)2−4+(y+3)2−9−3=0
(x−2)2+(y+3)2=16
よって、中心 (2,−3)、半径 4 の円です(例題1のちょうど逆の問題になっています)。
3. 軌跡の求め方
軌跡とは、ある条件を満たす点全体が描く図形のことです。軌跡の方程式は、次の手順で求めます。
- 求める軌跡上の点を P(x,y) とおく
- 条件を x,y の式で表す
- 式を整理して、どんな図形になるかを見抜く
(本文中への画像挿入案: /images/math-2/en-no-houteishiki-kiseki.png、alt=「2点からの距離の比が一定になる点の軌跡(アポロニウスの円)を示した図」をこのセクションの下に配置すると、条件を満たす点の集まりが円になる様子が伝わりやすくなります。)
3.1. 例題3: 軌跡の方程式を求める
2点 A(0,0)、B(6,0) から、AP:BP=1:2 となる点 P の軌跡を求めなさい。
P(x,y) とおくと、条件 2AP=BP より 4AP2=BP2 が成り立ちます。
4(x2+y2)=(x−6)2+y2
4x2+4y2=x2−12x+36+y2
3x2+3y2+12x−36=0
x2+y2+4x−12=0
平方完成すると、
(x+2)2−4+y2−12=0⟹(x+2)2+y2=16
よって、点 P の軌跡は、中心 (−2,0)、半径 4 の円です。
4. クイズ
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中心 (−1,5)、半径 3 の円の方程式を求めなさい。
答えを見る
正解: (x+1)2+(y−5)2=9。
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円 x2+y2+2x−8y+8=0 の中心と半径を求めなさい。
答えを見る
正解: 中心 (−1,4)、半径 3。平方完成すると (x+1)2−1+(y−4)2−16+8=0 より (x+1)2+(y−4)2=9。