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集合の基本【部分集合・共通部分・和集合・補集合】

公開日: 2026/7/11

📐 公式まとめ

  • 2. 部分集合

    ABA \subseteq B
  • 3. 共通部分(積集合)

    ABA \cap B
  • 3. 共通部分(積集合)

    AB={xxA かつ xB}A \cap B = \{x \mid x \in A \text{ かつ } x \in B\}
  • 4. 和集合(合併)

    ABA \cup B
  • 4. 和集合(合併)

    AB={xxA または xB}A \cup B = \{x \mid x \in A \text{ または } x \in B\}
  • 5. 補集合

    A\overline{A}
  • 5. 補集合

    A={xUxA}\overline{A} = \{x \in U \mid x \notin A\}
  • 6. ド・モルガンの法則

    AB=AB\overline{A \cap B} = \overline{A} \cup \overline{B}
  • 6. ド・モルガンの法則

    AB=AB\overline{A \cup B} = \overline{A} \cap \overline{B}
  • 7. 集合の要素の個数

    n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B)

1. 集合とは

明確な基準によって区別できるものの集まりを集合といい、集合を構成するひとつひとつのものを要素(または)といいます。

aa が集合 AA の要素であるとき「aAa \in A」(aaAA に属する)、そうでないとき「aAa \notin A」と書きます。

集合の表し方は2通りあります。

  • 外延的定義(列挙法)A={1,2,3,4}A = \{1, 2, 3, 4\}
  • 内包的定義(条件法)A={xx は 10 以下の正の奇数}A = \{x \mid x \text{ は } 10 \text{ 以下の正の奇数}\}

要素が1つもない集合を空集合といい、\emptyset で表します。

2. 部分集合

集合 AA のすべての要素が集合 BB にも含まれているとき、AABB部分集合であるといい、

ABA \subseteq B

と書きます。このとき「AABB に含まれる」ともいいます。

重要な性質:

  • A=BA = B のとき、ABA \subseteq B かつ BAB \subseteq A
  • 空集合は任意の集合の部分集合:A\emptyset \subseteq A
  • 任意の集合はそれ自身の部分集合:AAA \subseteq A

2.1. 例題1:部分集合の確認

A={1,3,5}A = \{1, 3, 5\}B={1,2,3,4,5}B = \{1, 2, 3, 4, 5\} のとき、ABA \subseteq B かどうか確かめましょう。

AA の要素は 1,3,51, 3, 5 で、これらはすべて BB に含まれています。よって ABA \subseteq B です。

全体集合Uと2つの集合A・Bのベン図。共通部分A∩Bを黄色、Aのみを青、Bのみを緑で色分けした図解

3. 共通部分(積集合)

2つの集合 AABB の両方に属する要素全体の集合を共通部分積集合)といい、

ABA \cap B

と表します(AA インターセクト BB と読む)。

AB={xxA かつ xB}A \cap B = \{x \mid x \in A \text{ かつ } x \in B\}

3.1. 例題2:共通部分

A={1,2,3,4,6}A = \{1, 2, 3, 4, 6\}B={2,4,6,8}B = \{2, 4, 6, 8\} のとき、

AB={2,4,6}A \cap B = \{2, 4, 6\}

4. 和集合(合併)

2つの集合 AABB の少なくとも一方に属する要素全体の集合を和集合合併)といい、

ABA \cup B

と表します(AA ユニオン BB と読む)。

AB={xxA または xB}A \cup B = \{x \mid x \in A \text{ または } x \in B\}

4.1. 例題3:和集合

A={1,2,3}A = \{1, 2, 3\}B={3,4,5}B = \{3, 4, 5\} のとき、

AB={1,2,3,4,5}A \cup B = \{1, 2, 3, 4, 5\}

33 は両方に属しますが、集合では重複して書きません。

5. 補集合

全体集合 UU の中で、集合 AA に属さない要素全体の集合を AA補集合といい、

A\overline{A}

と表します。

A={xUxA}\overline{A} = \{x \in U \mid x \notin A\}

5.1. 例題4:補集合

全体集合 U={1,2,3,4,5,6}U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6\}A={1,3,5}A = \{1, 3, 5\} のとき、

A={2,4,6}\overline{A} = \{2, 4, 6\}

6. ド・モルガンの法則

集合の補集合に関する重要な法則です。

AB=AB\overline{A \cap B} = \overline{A} \cup \overline{B} AB=AB\overline{A \cup B} = \overline{A} \cap \overline{B}

ベン図で確認すると直感的に理解できます。「AA かつ BB でない」は「AA でないまたは BB でない」と同じ意味です。

7. 集合の要素の個数

n(A)n(A) で集合 AA の要素の個数を表します。和集合の個数について次の公式が成り立ちます。

n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B)

共通部分 ABA \cap B を2回数えてしまうので、1回分を引きます。

7.1. 例題5:個数の公式

あるクラスで数学が好きな生徒が 2020 人、英語が好きな生徒が 1515 人、両方好きな生徒が 88 人いる。少なくとも一方が好きな生徒は何人か。

n()=20+158=27 人n(\text{数} \cup \text{英}) = 20 + 15 - 8 = 27 \text{ 人}

8. クイズ

  1. A={2,4,6,8}A = \{2, 4, 6, 8\}B={1,2,3,4}B = \{1, 2, 3, 4\} のとき、ABA \cap B を求めなさい。

    • 答えを見る正解:{2,4}\{2, 4\}。両方に含まれる要素は 2244
  2. 全体集合 U={1,2,3,4,5,6,7,8}U = \{1,2,3,4,5,6,7,8\}A={2,4,6,8}A = \{2,4,6,8\} のとき、A\overline{A} を求めなさい。

    • 答えを見る正解:{1,3,5,7}\{1,3,5,7\}UU の要素のうち AA に属さないものを選ぶ。
  3. n(A)=18n(A) = 18n(B)=12n(B) = 12n(AB)=25n(A \cup B) = 25 のとき、n(AB)n(A \cap B) を求めなさい。

    • 答えを見る正解:55n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)=18+1225=5n(A \cap B) = n(A) + n(B) - n(A \cup B) = 18 + 12 - 25 = 5
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