データの整理【度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図・四分位数】
公開日: 2026/7/11
📐 公式まとめ
5. 箱ひげ図(ボックスプロット)
1. データを整理する必要性
集めたデータをそのまま並べても傾向はつかみにくいです。度数分布表やグラフに整理することで、データの分布の様子が見えてきます。
2. 度数分布表
データを一定の幅(階級の幅)で区切ったいくつかの区間(階級)に分け、各階級のデータの個数(度数)を表にしたものが度数分布表です。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 階級 | データを区切った区間(例: 以上 未満) |
| 階級値 | 各階級の中央の値( 以上 未満なら ) |
| 度数 | 各階級に入るデータの個数 |
| 相対度数 | 度数 ÷ 総度数(全体に対する割合) |
| 累積度数 | その階級までの度数の合計 |
2.1. 例題1:度数分布表の作成
次のデータ(テストの点数、10人分)を度数分布表にまとめなさい。
階級の幅を にします。
| 階級 | 階級値 | 度数 | 相対度数 |
|---|---|---|---|
| 以上 未満 | |||
| 以上 未満 | |||
| 以上 未満 | |||
| 以上 未満 | |||
| 以上 未満 | |||
| 以上 未満 | |||
| 合計 | — |
3. ヒストグラム
度数分布表を棒グラフ形式で表したものをヒストグラム(柱状グラフ)といいます。横軸に階級、縦軸に度数(または相対度数)をとります。折れ線グラフで結んだものを度数折れ線(度数多角形)といいます。
ヒストグラムから:
- 分布の中心がどのあたりにあるか
- 分布の形(左右対称か、どちらかに偏っているか)
- 外れ値の有無
などが視覚的にわかります。
4. 四分位数
データを小さい順に並べたとき、データを 等分する値を四分位数といいます。
- 第1四分位数():下位 の位置の値
- 第2四分位数():中央値( の位置)
- 第3四分位数():上位 の位置の値
を四分位範囲といい、データの散らばりを表します。
4.1. 四分位数の求め方
- データを小さい順に並べる。
- (中央値)を求める。
- より小さい半分のデータの中央値が 。
- より大きい半分のデータの中央値が 。
4.2. 例題2:四分位数の計算
次のデータの四分位数を求めなさい(昇順に並べてあります)。
データ数 。
- (中央値):5番目の値
- 下半分:( より小さい 個)→
- 上半分:( より大きい 個)→
四分位範囲:
5. 箱ひげ図(ボックスプロット)
箱ひげ図は次の5つの値(五数要約)をグラフで表したものです。
- 箱の左端:
- 箱の内側の線:(中央値)
- 箱の右端:
- ひげ(左):最小値まで伸びる線
- ひげ(右):最大値まで伸びる線
箱ひげ図を使うと、外れ値の有無や分布の偏りが一目でわかります。
5.1. 例題3:箱ひげ図の読み取り
ある箱ひげ図で最小値 、、、、最大値 とする。
- 中央値は 。
- データの中央 が から の範囲に集まる(箱の幅 )。
- 最大値側のひげ()が最小値側のひげ()より長いので、データは上側に散らばっている。
6. クイズ
-
データ の第1四分位数 を求めなさい。
答えを見る
正解:。(中央値)、下半分は で中央値 。
-
度数分布表において「相対度数の合計」は必ずいくつになりますか?
答えを見る
正解:()。すべての階級の相対度数を足し合わせると全体()になります。
-
箱ひげ図の箱の幅は何を表していますか?
答えを見る
正解:四分位範囲()を表します。全データの中央 が入る範囲です。
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