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データの整理【度数分布表・ヒストグラム・箱ひげ図・四分位数】

公開日: 2026/7/11

📐 公式まとめ

  • 5. 箱ひげ図(ボックスプロット)

    最小値,Q1,Q2,Q3,最大値\text{最小値},\quad Q_1,\quad Q_2,\quad Q_3,\quad \text{最大値}

1. データを整理する必要性

集めたデータをそのまま並べても傾向はつかみにくいです。度数分布表グラフに整理することで、データの分布の様子が見えてきます。

2. 度数分布表

データを一定の幅(階級の幅)で区切ったいくつかの区間(階級)に分け、各階級のデータの個数(度数)を表にしたものが度数分布表です。

用語 意味
階級 データを区切った区間(例:5050 以上 6060 未満)
階級値 各階級の中央の値(5050 以上 6060 未満なら 5555
度数 各階級に入るデータの個数
相対度数 度数 ÷ 総度数(全体に対する割合)
累積度数 その階級までの度数の合計

2.1. 例題1:度数分布表の作成

次のデータ(テストの点数、10人分)を度数分布表にまとめなさい。

52, 65, 71, 48, 83, 67, 59, 76, 91, 6252,\ 65,\ 71,\ 48,\ 83,\ 67,\ 59,\ 76,\ 91,\ 62

階級の幅を 1010 にします。

階級 階級値 度数 相対度数
4040 以上 5050 未満 4545 11 0.100.10
5050 以上 6060 未満 5555 22 0.200.20
6060 以上 7070 未満 6565 33 0.300.30
7070 以上 8080 未満 7575 22 0.200.20
8080 以上 9090 未満 8585 11 0.100.10
9090 以上 100100 未満 9595 11 0.100.10
合計 1010 1.001.00

3. ヒストグラム

度数分布表を棒グラフ形式で表したものをヒストグラム(柱状グラフ)といいます。横軸に階級、縦軸に度数(または相対度数)をとります。折れ線グラフで結んだものを度数折れ線(度数多角形)といいます。

ヒストグラムから:

  • 分布の中心がどのあたりにあるか
  • 分布の形(左右対称か、どちらかに偏っているか)
  • 外れ値の有無

などが視覚的にわかります。

4. 四分位数

データを小さい順に並べたとき、データを 44 等分する値を四分位数といいます。

  • 第1四分位数(Q1Q_1:下位 25%25\% の位置の値
  • 第2四分位数(Q2Q_2:中央値(50%50\% の位置)
  • 第3四分位数(Q3Q_3:上位 25%25\% の位置の値

Q3Q1Q_3 - Q_1四分位範囲といい、データの散らばりを表します。

4.1. 四分位数の求め方

  1. データを小さい順に並べる。
  2. Q2Q_2(中央値)を求める。
  3. Q2Q_2 より小さい半分のデータの中央値が Q1Q_1
  4. Q2Q_2 より大きい半分のデータの中央値が Q3Q_3

4.2. 例題2:四分位数の計算

次のデータの四分位数を求めなさい(昇順に並べてあります)。

3, 5, 7, 9, 11, 13, 15, 17, 193,\ 5,\ 7,\ 9,\ 11,\ 13,\ 15,\ 17,\ 19

データ数 n=9n = 9

  • Q2Q_2(中央値):5番目の値 =11= 11
  • 下半分:3,5,7,93, 5, 7, 9Q2Q_2 より小さい 44 個)→ Q1=5+72=6Q_1 = \dfrac{5+7}{2} = 6
  • 上半分:13,15,17,1913, 15, 17, 19Q2Q_2 より大きい 44 個)→ Q3=15+172=16Q_3 = \dfrac{15+17}{2} = 16

四分位範囲:Q3Q1=166=10Q_3 - Q_1 = 16 - 6 = 10

5. 箱ひげ図(ボックスプロット)

箱ひげ図は次の5つの値(五数要約)をグラフで表したものです。

最小値,Q1,Q2,Q3,最大値\text{最小値},\quad Q_1,\quad Q_2,\quad Q_3,\quad \text{最大値}
  • 箱の左端:Q1Q_1
  • 箱の内側の線:Q2Q_2(中央値)
  • 箱の右端:Q3Q_3
  • ひげ(左):最小値まで伸びる線
  • ひげ(右):最大値まで伸びる線

箱ひげ図を使うと、外れ値の有無分布の偏りが一目でわかります。

5.1. 例題3:箱ひげ図の読み取り

ある箱ひげ図で最小値 1010Q1=25Q_1 = 25Q2=40Q_2 = 40Q3=60Q_3 = 60、最大値 8080 とする。

  • 中央値は 4040
  • データの中央 50%50\%2525 から 6060 の範囲に集まる(箱の幅 =35= 35)。
  • 最大値側のひげ(608060 \to 80)が最小値側のひげ(102510 \to 25)より長いので、データは上側に散らばっている。

6. クイズ

  1. データ 2,4,6,8,10,12,142, 4, 6, 8, 10, 12, 14 の第1四分位数 Q1Q_1 を求めなさい。

    • 答えを見る正解:Q1=4Q_1 = 4Q2=8Q_2 = 8(中央値)、下半分は 2,4,62, 4, 6 で中央値 =4= 4
  2. 度数分布表において「相対度数の合計」は必ずいくつになりますか?

    • 答えを見る正解:11100%100\%)。すべての階級の相対度数を足し合わせると全体(11)になります。
  3. 箱ひげ図の箱の幅は何を表していますか?

    • 答えを見る正解:四分位範囲(Q3Q1Q_3 - Q_1)を表します。全データの中央 50%50\% が入る範囲です。
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