分散と標準偏差の求め方をわかりやすく解説【データの分析】
公開日: 2026/7/9
📐 公式まとめ
2. 分散の求め方(公式と手順)
3. 標準偏差の求め方
4. 分散の別公式(工夫した計算方法)
1. 分散と標準偏差とは
データの平均値が同じでも、値の散らばり方はデータによって大きく異なります。この「散らばり具合」を数値で表すのが分散と標準偏差です。
- 分散: データが平均値からどれだけ離れているかを、2乗して平均した値
- 標準偏差: 分散の正の平方根
分散は2乗しているぶん元のデータと単位が変わってしまうため、元のデータと同じ単位で散らばりを表したいときに標準偏差を使います。
2. 分散の求め方(公式と手順)
データ の平均値を とすると、分散 は次の式で求められます。
計算の手順は次のとおりです。
- データ全体の平均値 を求める
- 各データと平均値の差(偏差 )を求める
- 偏差をそれぞれ2乗する
- 2乗した値の平均を求める
2.1. 例題1: 少人数のデータで分散を求める
次の5つのデータの分散を求めなさい。
まず平均値を求めます。
次に、各データの偏差とその2乗を計算します。
| データ | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 偏差 | |||||
| 偏差の2乗 |
偏差の2乗の合計は なので、分散は、
(本文中への画像挿入案: /images/math-1/bunsan-hyoujunhensa-guraf.png、alt=「データの各値と平均値の差(偏差)を示した図」をこのセクションの下に配置すると、偏差のイメージがつかみやすくなります。)
3. 標準偏差の求め方
標準偏差 は、分散 の正の平方根です。
3.1. 例題2: 標準偏差を求める
例題1のデータの標準偏差を求めなさい。
分散は だったので、
4. 分散の別公式(工夫した計算方法)
分散は、次の公式でも求めることができます。
これは「2乗の平均」から「平均の2乗」を引くという計算で、偏差をいちいち求めなくてよいので、暗算や電卓での計算に向いています。
4.1. 例題3: 別公式で計算する
例題1のデータ について、別公式を使って分散を求めなさい。
まず2乗の平均を求めます。
平均値は なので 。よって、
例題1と同じ結果 が得られ、公式が正しいことが確認できます。
5. クイズ
-
データ の分散を求めなさい。
答えを見る
正解: 。平均は 、偏差は 、偏差の2乗の合計は 、分散は 。
-
標準偏差が大きいデータは、小さいデータと比べてどのような特徴があるか説明しなさい。
答えを見る
正解: 標準偏差が大きいほど、データが平均値から離れて散らばっている(ばらつきが大きい)ことを表します。
#データの分析#分散#標準偏差