1. 実数の分類
実数は大きく有理数と無理数に分けられます。
実数
├── 有理数(分数 p/q で表せる数)
│ ├── 整数(…, -2, -1, 0, 1, 2, …)
│ │ ├── 負の整数
│ │ ├── 0
│ │ └── 正の整数(自然数)
│ └── 整数でない有理数(0.5, -1/3 など)
└── 無理数(√2, π など)
2=1.41421356… のように小数点以下が循環せずに無限に続く数が無理数です。
2. 平方根とは
a≥0 のとき、x2=a を満たす非負の実数 x を a の平方根といい、a(根号)で表します。
4=2,9=3,2≈1.414
重要な性質:
(a)2=a(a≥0)
a2=∣a∣
a2=a ではなく ∣a∣ であることに注意しましょう。たとえば (−3)2=9=3=∣−3∣ です。
3. 根号の計算
3.1. 積と商
a×b=ab(a≥0, b≥0)
ba=ba(a≥0, b>0)
3.2. 根号の中を簡単にする
根号の中に平方因数がある場合は外に出します。
12=4×3=4×3=23
75=25×3=53
3.3. 同類項のたし算・ひき算
根号の中が同じ項どうしはまとめられます。
32+52=82
43−3=33
3.4. 例題1:根号を含む計算
18+8−2
まず各項を簡単にします。
18=32,8=22
よって、
32+22−2=42
4. 有理化
分母に根号がある分数は、有理化して分母を整数に変えます。
a1=a1×aa=aa
分母が a+b の形のときは共役な式をかけます。
a+b1=(a)2−(b)2a−b=a−ba−b
4.1. 例題2:有理化
63
分子・分母に 6 をかけて、
6×63×6=636=26
4.2. 例題3:共役をかける有理化
5−14
分子・分母に (5+1) をかけて、
(5)2−124(5+1)=44(5+1)=5+1
5. 絶対値
実数 a の絶対値 ∣a∣ は、数直線上で a が原点からどれだけ離れているかを表します。
∣a∣={a−a(a≥0)(a<0)
例:∣3∣=3、∣−5∣=5、∣0∣=0
根号との関係:a2=∣a∣(前述)
6. クイズ
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50−18 を簡単にしなさい。
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正解:22。50=52、18=32 なので 52−32=22。
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36 を有理化しなさい。
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正解:23。分子・分母に 3 をかけると 363=23。
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(−4)2 の値を求めなさい。
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正解:4。a2=∣a∣ なので (−4)2=∣−4∣=4。−4 ではないことに注意。