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合成関数と逆関数の微分のやり方をわかりやすく解説

公開日: 2026/7/11

📐 公式まとめ

  • 2. 合成関数の微分(連鎖律)

    dydx=dydu×dudx\frac{dy}{dx} = \frac{dy}{du} \times \frac{du}{dx}
  • 4. 逆関数の微分公式

    dxdy=1dydx\frac{dx}{dy} = \frac{1}{\dfrac{dy}{dx}}

1. 合成関数とは

合成関数とは、ある関数の出力を、別の関数の入力にする形でつなげた関数のことです。y=f(u)y=f(u)u=g(x)u=g(x) のとき、yyxx の関数として見たものを合成関数といい、y=f(g(x))y=f(g(x)) と表します。例えば y=(2x+1)5y=(2x+1)^5 は、u=2x+1u=2x+1y=u5y=u^5 という2つの関数を合成したものと考えられます。

なお、合成関数を微分する考え方は、数列の極限と関数の極限 で学ぶ極限の定義そのものから導かれています。

2. 合成関数の微分(連鎖律)

合成関数 y=f(g(x))y=f(g(x)) の微分は、次の連鎖律(チェインルール)を使って求めます。

dydx=dydu×dudx\frac{dy}{dx} = \frac{dy}{du} \times \frac{du}{dx}

「外側の関数を、中身をそのままにして微分したもの」と「中身を微分したもの」をかけ合わせる、とイメージすると覚えやすくなります。

2.1. 例題1: 合成関数を微分する

y=(2x+1)5y=(2x+1)^5 を微分しなさい。

u=2x+1u=2x+1 とおくと y=u5y=u^5 です。

dydu=5u4,dudx=2\frac{dy}{du} = 5u^4, \qquad \frac{du}{dx} = 2

連鎖律より、

dydx=5u4×2=10(2x+1)4\frac{dy}{dx} = 5u^4 \times 2 = 10(2x+1)^4

2.2. 例題2: もう少し複雑な合成関数

y=sin(3x2)y=\sin(3x^2) を微分しなさい。

u=3x2u=3x^2 とおくと y=sinuy=\sin u です。

dydu=cosu,dudx=6x\frac{dy}{du} = \cos u, \qquad \frac{du}{dx} = 6x

連鎖律より、

dydx=cosu×6x=6xcos(3x2)\frac{dy}{dx} = \cos u \times 6x = 6x\cos(3x^2)

(本文中への画像挿入案: /images/math-3/gouseikansuu-bibun-rensa.png、alt=「合成関数の微分(連鎖律)の考え方を示した図」をこのセクションの下に配置すると、外側の関数と内側の関数を順にたどるイメージが伝わりやすくなります。)

3. 逆関数とは

関数 y=f(x)y=f(x) に対して、xxyy の役割を入れ替えた関数 x=f1(y)x=f^{-1}(y) を、ff逆関数といいます。y=f(x)y=f(x) のグラフと y=f1(x)y=f^{-1}(x) のグラフは、直線 y=xy=x について対称になります(指数関数と対数関数の関係 もこの逆関数の関係の一例です)。

4. 逆関数の微分公式

逆関数の微分は、次の公式で求められます。

dxdy=1dydx\frac{dx}{dy} = \frac{1}{\dfrac{dy}{dx}}

xxyy の関数として見たときの傾きは、もとの y=f(x)y=f(x) の傾きの逆数になる、という関係です。

4.1. 例題3: 逆関数の微分を求める

y=x3y=x^3(x>0x>0)の逆関数について、dxdy\dfrac{dx}{dy} を求めなさい。

dydx=3x2\frac{dy}{dx} = 3x^2

逆関数の微分公式より、

dxdy=13x2\frac{dx}{dy} = \frac{1}{3x^2}

逆関数は x=y13x=y^{\frac13} なので、答えを yy だけの式で表すと、

dxdy=13y23\frac{dx}{dy} = \frac{1}{3y^{\frac23}}

5. クイズ

  1. y=(x2+3)4y=(x^2+3)^4 を微分しなさい。

    • 答えを見る正解: dydx=8x(x2+3)3\dfrac{dy}{dx}=8x(x^2+3)^3u=x2+3u=x^2+3 とおくと dydu=4u3\dfrac{dy}{du}=4u^3dudx=2x\dfrac{du}{dx}=2x より dydx=4u3×2x=8x(x2+3)3\dfrac{dy}{dx}=4u^3\times2x=8x(x^2+3)^3
  2. y=cos(5x)y=\cos(5x) を微分しなさい。

    • 答えを見る正解: dydx=5sin(5x)\dfrac{dy}{dx}=-5\sin(5x)u=5xu=5x とおくと dydu=sinu\dfrac{dy}{du}=-\sin ududx=5\dfrac{du}{dx}=5 より dydx=5sin(5x)\dfrac{dy}{dx}=-5\sin(5x)
#合成関数#逆関数#微分